[面接]コロナから何を学び、子どもに何を伝えましたか?

再びの感染者数の影響で、今週末から突如夏休みに突入した学校も多いようですね。
子どもたちが大きく振り回されています。

この状況では、お母さま方も不安や不満でいっぱいなことでしょう。
言おうと思えばいくらでも文句が言えることは間違いありません。
幼児教室にも思うように通えない。
情報も入ってこない。入試予想も立たない。
家ではちっとも勉強が進まない。もう、毎日ゲームばっかりやって!
しかも、都民は旅行も行くなとまで言うの??

子どもは日々、恐ろしいくらい親の様子を感じ取り、良くも悪くも多くのことを吸収しています。
お母さま方のコロナに対する対応が、子どもの考え方、行動、大げさに言えば今後の生きる姿勢までも左右します。

このコロナ禍は、もちろん望ましいことではありませんでした。
ただ、人生につきものの「答えのない問い」を私たちにつきつけている側面があります。
子どもにはそのようなとき、どう対応する人に成長してほしいのでしょうか。
文句だけ言っていてほしいですか?

今与えられている問いから逃げず、前向きに自らのこととして立ち向かい、
より良い方法を問い続け、仲間と協働して問題を解決していく力。
昨今の小学校入試で重要視される問題解決力、まさにそのものです。

コロナに振り回されていることを嘆く姿を見せるだけではなく、
前向きに対応する姿勢を子どもの前で示し、今できることは何かを一緒に考えてみる。
そうして子どもも、どんなときもその中から何かを得て自分の糧にできる、そういう大人に成長していくのです。

今年の面接では、コロナの対応やそこから得たものを問われる可能性が高いと予想しています。
面接室で、子どもの前で、胸を張って答えられるよう、日常を少し見直してみてください。
多くの気づきがあることでしょう。

2020年07月18日