考査時の服装の質問について

男子はポロシャツ、半ズボン、ベストが制服ですね。
室内は暖房が効いていますし、長袖は気になったり邪魔になるので
半袖がよいです。

この服装で何度が練習してください。
男子は動いているうちにズボンからポロシャツが出てしまい
とてもだらしなく見えることがあります。
いろいろ試しておくべきです。

女子は、運動があるならキュロット、
スカートならアンダーパンツを忘れずに。
面接の日は、ワンピースとボレロが定番でしょう。

髪型は、肩に掛かるなら結ぶのがお約束。
そうでないと髪ばかりいじったり、口に入れる子どももいて、
見ていて美しいものではありません。 

お父さま、お母さまは何でもいいです。
場をわきまえた、学校に失礼がない服装であれば
もう、本当に何でもいい。

紺でないから不合格、とかあり得ませんから。

青山学院初等部などは、おしゃれなスーツ姿の
お父さま方も多くいらっしゃいます。

「私は赤が似合うの」とおっしゃって、
真っ赤なスーツで面接に臨み、
吉祥寺の某SK小学校に合格されたお母さまを知っています。
彼女は赤を着ることで自分に自信が持てたのでしょう。

真っ赤なスリッパ、しかも携帯用とかではなく、
毛足の長いふわふわスリッパでいらしたお母さまもいます。
そこはお行儀に厳しいと言われる宗教校で、
見ているこちらがドキドキして気になって仕方ありませんでした。
入学式でその方をお見かけしたときは心底驚きましたが、
まあ、そんなものだということです。

ただ、、.
強い信念をお持ちでない限り、
私はやはり保護色になられた方が無難だと思います。
安心。
「みんなと違う」ということに、とくに子どもが動揺し、
集中力を欠いて実力が出せない可能性もあります。

それから、バック問題ですね。
「エルメスで行った人が落ちました」などと
分析している幼児教室があって驚きますが、絶対違います。
だいたい、シスターやマスール、60過ぎた男の先生などが
「あ、あれエルメスの〇〇だ」などわかるわけがない。

ただ、面接室での出入り時、バックがいくつもあるともたついてしまうので、
自立型のお受験バックだけの方がスムーズかもしれません。

気をつけていただきたいのは、お母さまのヒールです。
学校によっては校庭を歩くこともあるかもしれない。
そのときに、ヒールはグランドを傷つけてしまいます。
スーツの色やブランドではなく、
細かい配慮ができることの方がずっと大切です。

2020年08月03日