考査に関する変更が合格に及ぼす影響とは?

今週後半は、感染者拡大の影響を受け、
秋の入試説明会に動きがありました。

白百合学園小学校→中止
東洋英和女学院小学部→オンラインに変更
稲花小学校→オンラインに変更
田園調布雙葉小学校個別相談会→オンラインに変更
成城学園初等学校→日程変更
などなど。

毎日HPをチェックしていないと、見落としてしまいかねません。
今後も更なる変更が予想されます。

また、募集要項もしっかり読み込んでおきましょう。


たとえば慶應幼稚舎の考査期間変更。

例年11/1~11/7の考査が11/1~11/10までに増えています。
これは単に、1日の人数を減らす対応ですが、
日程が遅くなればそれだけ併願できる可能性が高くなるので、
ある意味ラッキーと言えるでしょう。

考査日数が減少する学校もあります。
11/5~11/8のうち2日間だった桐朋学園の考査が1日のみとなっています。
こういった変更は、考査内容に影響します。
何かが削られるのか変更されるのか、あるいは時間が短くなるのか。

桐朋学園小学校の考査は、時間の長さも重要なポイントでした。
最初は誰よりも夢中になって輝いて見えた子どもが、
すぐに飽きて興味を失い、だらけた姿をさらけ出したり、
逆に、目立たなかった子どもが最後まで集中力を持って取り組み、
見事な作品を作り上げたり。

そういうところが見たい、という学校側の観点が伝わってきました。
現に桐朋学園小学校は、じっくりタイプ、縁の下の力持ち的な子どもが
合格する傾向にあると感じています。

例年通りではないことが多くあり、保護者は不安なことでしょう。

だからといって、「お教室通いを増やさなくちゃ」は間違いです。
考査が読めないからこそ、日常生活を大切にすべきです。
一教室に集う人数が少ないということは、
一人ひとりに目が行き届くことにほかなりません。

考査がどのように変わろうとも、
学校が求める子ども像は変わることはありません。
より良い子育てをすること以外、合格への近道はありません。
今年はそれが証明される年になることでしょう。

2020年08月01日