ワーママもお受験可能?(1)

「母親が仕事をしているとお受験は無理でしょうか?」
こういう質問をたくさんいただきます。

答え。
「無理ではないが不利ではある」。

巷の幼児教室はきれいごとだけ言いますが、やはり不利には違いない。
ただし、問題点を認識し、きちんと対応すれば十分に可能です。
あきらめることはありません。

ではどうすればよいでしょう。


急な体調不良等の場合にすぐお迎えに行かれること。

保護者会等の学校行事に参加できること。
学校にお任せではなく、家庭の役割を認識し全うすること。

まずは学校への協力体制といった基本条件をクリアしなくてはなりません。
お母さま一人で頑張るのでなく、周りの協力体制が必須です。

その他の問題点としていくつが挙げてみます。

1)学校による共働き家庭の受け取り方の違い
共学校は全く問題がありません。
どうでもいいくらいにしか思っていないでしょう。

男子校に至っては、子どもに掛かり切る母親は非常に好まれないので、
「どうぞ、どうぞ」、「是非お願いします」です。

女子校でも、お預かり体制が整備されている学校は問題がない。
「社会に貢献する女子の育成」と謳う以上、
社会に貢献するお母さま方をサポートするという明確な意思表示があるからです。
聖心女子学院初等科、日本女子大学附属豊明小学校などは先駆的です。

白百合学園小学校も大丈夫です。
「ただし」
子育ては仕事を言い訳にできるようなものでは決してない、というはっきりした考えがあるので、
仕事をしているから子育てが手抜きになるなど許されることではありません。

その他女子校については、お問い合わせいただければ実情をお伝えします。

2)面接での注意点
学校説明会では「共働きは合否に影響しない」と
どの学校もきっぱりと明言します。
でも、その言葉を鵜呑みにして
面接でお仕事のやりがいや意欲を力説するのはやはり危険。
学校のかまかけに引っ掛からないこと。
母親としての自分を最大限アピールするのが無難です。

家庭でどのような時間を過ごしているか、
それそのものが問われるのが小学校受験です。
つまり、小さいうちは子どもと一緒に丁寧な時間を、と学校が言っているようなもの。
学校の潜在意識をきちんと認識し、面接の場として相応しい対応をすべきでしょう。

この話題、続きも書こうと思っています。
ご参考にしていただけましたら幸いです。
質問、ご相談も受け付けていますのでお気軽に♪
ojuken@gle.tokyo

2020年07月27日