お弁当は家庭を語る

たとえば横浜雙葉小学校。
考査時間が長く、例年お弁当持参の考査です。

これ、本当に家庭が透けて見えます。
申し訳ないほどです。

夏期講習中の幼児教室では、終日子どもをお預かりすることも多くあります。
つまり、お弁当持参ですね。

中身、品数、栄養のバランス、彩り。
食べ方、好き嫌い、お行儀やマナー。
子どもが食べやすい工夫があるか、箸使いはどうか。
さらには冷凍チンおかずの占有率(100%は避けたい)。
そして楽しいお弁当の時間のちょっと気の緩んだ会話。

見どころ満載、見事に鮮明に家庭の様子が浮かんで見えます。

普段の授業では目立たない子どもが輝いて見えることもよくあります。
そんなとき、「この子は合格するな」と感じます。
それはつまり、家庭力、人間力の高さを示しているからです。

今年は時節柄、お弁当考査はないと予想しています。
お弁当はあくまで一例であり、考査ではこのような家庭が見える仕掛けが満載です。
ちょっとした行動、ちょっとした会話、すべてが普段の家庭を映し出します。
学校が見たいのは、まさにそこだからです。

受験を制する家庭は、普段の生活を丁寧に積み重ねる家庭である。
ガミガミではなく、楽しい日常生活を!

2020年07月25日