面接で爪あとを残す!(2)

みなさんもお教室で面接指導を受けられたと思います。

入り口のドアをコンコン、全員が入室したら並んでご挨拶、
荷物の置き方も叩き込まれて来たはずです。
そして、イスのところでもう一度ご挨拶、
さらには「○○の父でございます」、「母でございます」、
「どうぞよろしくお願いいたします」と今日3回目のご挨拶。
頭を下げたら足の爪先を見て、ゆっくり3を数えるんでしたね。
教え込まれた座り方にも気を配り、ようやく着席。
ふぅ~、すでに一仕事。

もう、ここまでで3分くらい掛かりそうですよ笑

面接の時間はものすごく限られています。
お教室の指導とは裏腹に、
学校はバカ丁寧なご挨拶に時間を取られたくありません。
この先12年、16年とファミリーとして迎え入れるご家庭を
しっかりと見極めたい。
そのために最大限有効に時間を使いたいのです。

面接時間が7分としましょう。
ご挨拶で3分掛かってしまったら、
そのご家庭の持ち時間は4分になってしまいます。
何も伝えられないまま、はい終了。

面接で「間違いない」と確信できなかったご家庭に
合格が出されることはないでしょう。
せっかくここまで頑張ったのに、あまりにも残酷な結果です。

「もう時間が延びています。
ご挨拶は結構ですので、どうぞお掛けください」
などと言われることもあります。

でも、「お教室でこう言われた」という呪縛から逃れられず、
どうしても座れない人が後を絶ちません。

向こうは時間が押してイライラしている。
もたもたするなと思ってる。
しかも、「早く座れ」とまで言ってくれているではないですか!

さっさと座りましょう!

幼児教室の指導を全否定するつもりはありませんが、
学校に対する敬意を示しつつも、
臨機応変に状況を判断しなくてはなりません。

お父さまが面接のリーダーです。
きっとお母さまはお父さまの判断を信じ、
温かい微笑みを浮かべてくださっている(はず)。

自信を持って、行っていらしてくださいね!

2020年09月21日