合否を分けるのは、自分ならできる!という思い込み

子どもを暗示にかける。
言い方は悪いようですが、これ、合否を分けます。

夏休み、夏期講習三昧の日々ですね。
8月はアクセル全開、「やるしかない」時期です。

さて、9月になると、私は授業のレベルを下げます。
そして、「さすが!〇〇ちゃん!!」
「夏休み頑張ったもんね~!何でもできちゃうね!!すごい!!!」
などと持ち上げまくります。

ただし、「夏休みに頑張った」と「現在何でもできる」、
この2つが真実でなくてはなりません。
そうでないと、子ども自身が「おかしいぞ」、「はめられてる」と勘づくからです。

その2つが事実の場合、子どもは最初は「あれ?」と戸惑いながらも、
ぐんぐん自信をつけていきます。
自分は頑張った。自分はできる。

この万能感こそ、合格の秘訣です。

だいたい、練習した問題がそのまま入試で出るなどまずありません。
学校側も工夫していますから、ほとんどが初見の新しい問題です。

そのとき、「自分ならできる」と思えれば勝ち。
「自分なんかできない」そう思った瞬間負けです。

やることは8月いっぱいにやり切りましょう。
秋になったら子どもの自信を高めることに集中します。
多少できないことがあっても、もう腹をくくる。
「これは出ない」と自分に言い聞かせてきっぱりあきらめる。

自分の力を子ども自身が本気で信じること。

そうすれば、考査でもあきらめず、
「きっとできる」と思い込んで頑張ってくれます。

そのために、8月中は頑張ること。
頑張ったから自分はできると信じられる時間を過ごしましょう。

8月が勝負を決めます。
さあ、あと少し!
思い残すことのないよう、目標に向かって走りましょう!

2020年08月07日